カカベル ヘンププロテインの料金と栄養成分、原材料について
原材料:麻の実粉末
【栄養成分】100gあたり(30gあたり)
エネルギー 400kcal(120kcal)
タンパク質 50g(15g)
脂質 11g(3.3g)
糖質 4g(1.2g)
食物繊維 18g(5.4g)
ナトリウム 0.0mg
コレステロール 0.0mg
カルシウム 170.0mg
マグネシウム 750.0mg
亜鉛 12.0mg
鉄 23.0mg
銅 2.0mg
ビタミンB6 1.5mg
ビタミンE 0.9mg
【必須アミノ酸】100gあたり(※はBCAA)
バリン 2.19g※
ロイシン 3.04g※
イソロイシン 1.71g※
リジン 1.68g
フェニルアラニン 2.07g
スレオニン 1.57g
トリプトファン 0.37g
ヒスチジン 1.22g
メチオニン 1.12g
【非必須アミノ酸】(100gあたり)
アルギニン 5.32g
グルタミン酸 8.33g
プロリン 1.71g
チロシン 1.40g
グリシン 2.01g
セリン 2.28g
アスパラギン 4.59g
システイン 0.86g
アラニン 1.94g
【脂肪酸】(100gあたり)
オメガ3 αリノレン酸 2.18g
オメガ6 リノール酸 6.44g
GLA・ガンマリノレン酸 0.45g
【食物繊維】(100gあたり)
不溶性食物繊維 17g
水溶性食物繊維 1g
今回私が試したのは「カカベル ヘンププロテイン」です。
栄養マニアが大注目するスーパーフード・麻の実からできた植物性プロテインで、必須アミノ酸、オメガ3、オメガ6、食物繊維、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅といった成分がたっぷり含まれています。
中でも、エデスチンというヘンプ特有のタンパク質は免疫系を改善する効果があり注目されています。
食物繊維も豊富で、なんと麻の実100gあたりにプルーン30個分の食物繊維が含まれているとのこと。もちろん、身体のことを第一に考えた完全無添加、保存料・着色料不使用。
ヘンプ業界初の米国商品医薬品局(FDA)によるGRAS認可を受けたヘンプオイルカナダ社の「カカベル ヘンププロテイン」はアメリカ・カナダで最大規模のシェアを誇ります。
栄養バランスが良く食物繊維もたっぷりなので日々の栄養補助食品として使用するもよし、必須アミノ酸(BCAA)やタンパク質も含まれているのでトレーニング後の使用もおすすめです。
オメガ3やオメガ6など希少な栄養素が含まれていて、脂肪の燃焼を促進させる効果も期待できるのでダイエット中の方にも。
価格は1袋420gで税込2,880円で、1日に大さじ1~2杯(15~30g)の摂取が推奨されています。仮に15gを毎日使用した場合で28日分、毎日30g使用で14日分ですね。
味は穀物そのもので、甘味や風味など一切加えられていないピュアな麻の実をダイレクトに味わえます。
カカベル ヘンププロテインを選んだ理由
朝は総合栄養食で置き換え、トレーニング後はタンパク質摂取のためプロテインが日課となっていますが、ちょっと飽きてきたなというのが正直なところ。
気分を変えるのに、プロテインを使用したお菓子や料理を作ってみるのも面白いかなと思い、調べたところヘンププロテインを見つけました。
一般的なプロテインはフレーバーがついているものがほとんどですが、ヘンププロテインは完全無添加で甘味料やフレーバーも不使用なので色々なアレンジができそうなところに惹かれました。
スーパーフード・麻の実(ヘンプ)にはタンパク質、必須脂肪酸、ミネラルなどがたくさん含まれていて美容にもダイエットにもトレーニング後のタンパク質摂取にもぴったりです。
麻の実ということで、ハイになる成分が含まれているのではとドキドキしましたが、日本の法律に触れるような成分は一切含まれていないそうです。
数あるヘンププロテインの中でも「カカベル ヘンププロテイン」を選んだ理由は、米国商品医薬品局(FDA)によるGRAS認可を受けアメリカやカナダで最大規模のシェアを誇っているとのことで、安心感があったためです。
基本的にヘンププロテインはみんな完全無添加、保存料、着色料不使用で栄養成分も似通っていて、余計なものを含んでいないのがウリなので、製品による内容の違いはあまりわかりません。
安全性を重視して国産のヘンププロテインを探せばHemp Foods Japanのヘンププロテインという選択肢もありますが、こちらは114gで税込1,296円ですので、「カカベル ヘンププロテイン」の方がコスパがよく見えます。
まずはヘンププロテインを試すのが目的なので、ヘンプオイルカナダ社が製造したヘンププロテイン界の先駆け的存在「カカベル ヘンププロテイン」ならばまず間違いは無いだろうと思い選びました。
カカベル ヘンププロテインを購入!
公式サイトは見当たらず、amazonの販売ページの情報しかない上に原材料に何を使用しているのかも具体的に書かれおらず、これは本当に大丈夫なのか?と不安になりました。
これは私の偏見ですが、「カカベル ヘンププロテイン」は米国商品医薬品局(FDA)によるGRAS認可を受けているとはいえ、やはり国産ではない未知の食物には全幅の信頼を寄せがたいです。
値段は1袋420gで税込2,880円で、1日に大さじ1~2杯(15~30g)の摂取が推奨とされています。用途にもよりますが、タンパク質15gを摂りたいとした場合ヘンププロテインを30g使用する必要があるので、毎日30g使用で14日分とすると1日約206円。
ヘンププロテインの値段としては平均的ですが、例えばザバスなどの大手メーカーのソイプロテイン45食分税込3,573円(6/8時点amazon価格)と比較すると単純に高く感じますね。
せっかくの純粋無垢なスーパーフードですので、毎日のトレーニング後のプロテインとしてより、料理に使用するなどちょっと違った用途で使いたいと思いました。
ヘンププロテインに期待した効果は、含硫アミノ酸によるデトックス効果や、1日分30gあたり5.4gにも及ぶ食物繊維で腸内環境の改善など、体の内側からきれいになることでしょうか。
そこからのダイエット効果、BCAA(必須アミノ酸)による運動効率アップも期待できますし、栄養が豊富で美容食としても魅力的です。
甘味料や味付けを一切行っていないということで、味には一切期待していなかったのでこの点に関しての不安はありませんでした(笑)
製品が到着して現物のパッケージを目にした時は、グリーンとベージュの配色に麻の葉のシルエットが散りばめられた異国情緒溢れるデザインに複雑な心境になりました。
昔、こんなパッケージの鳥の餌見たことあるなぁ、なんて感想を抱きつつ、わかってはいたけれどやっぱり国産が良いな…と思いました。
カカベル ヘンププロテインはまずい?青臭いきなこの味がする
まずはどんな味か確認してみたかったので、トレーニング後、水200mlにヘンププロテイン30gを混ぜて飲んでみることにしました。
ちなみに、専用スプーンは付属しませんので、自分で計量スプーンを用意する必要があります。
作り方はいつものプロテイン通り、先に200mlの水をシェイカーに入れて、ヘンププロテイン30gを後入れ。
水にヘンププロテインを投入すると勝手に粉末が底に沈んでいったのには驚きました。それでも水と粉末が分離しているので、1分間シェイク。
どれだけシェイクしても粉末が溶け切ることなくシェイカーの底に沈澱してしまい、完全に溶かすのは困難だと早々に諦めました。
仕上がりは泥水のようで、飲むのに勇気が要るヴィジュアルに…だからパッケージに豆乳、牛乳、フルーツジュース等に混ぜてお召し上がりくださいとあったのですね。
味は見たままそのまま、穀物のそのものの味で甘さなどは一切ありません。
飲んでいる最中から粉末が沈殿していくのでシェイカーを回しながら飲むことになるのですが、その溶け残った粉末が舌にザラザラと触ります。
味も食感も独特すぎて、水で飲んだのは完全に私の失敗です…。
おそらく味はきなこが一番近いと思います。とても青臭いきなこです。ナッツとは感じませんでした。
失敗を活かして市販のアーモンドミルクでも試してみたのですが、その場合は水に比べ粘度が高いので、ヘンププロテインの粒子は残るもののそれほど気にならず、割と飲みやすかったです。
ヘンププロテイン×アーモンドミルクの味は香ばしくて、似て非なるものですがきなこミルクが一番近いかもしれません。
また、グラノーラにアーモンドミルクと少量のヘンププロテインを混ぜて食してみたところ、香ばしさがプラスされて美味しかったですね。
味そのものには全く期待していなかったので予想通りの結果でしたが、溶けにくさが難なので飲むというよりはやっぱり料理に使いたいなと思いました。
補足ですが、開封後の保存は冷蔵庫での保管が推奨されています。
カカベル ヘンププロテインは効果がある?
「カカベル ヘンププロテイン」は甘味料などの余計な味がついていないので、飲むだけではなく料理に使ったりとアレンジが自在なのが魅力だと思います。
グラノーラのミルクにヘンププロテインを混ぜたことにより、プロテインを料理に加える楽しさに目覚めました。ヘンププロテインは香ばしいので、甘さ控えめのオートミールクッキーなどに加えて作ってみたいですね。
効果に関しては、私の場合、ヘンププロテイン1日分30gを水分であって、2日間にわたってトレーニング後に摂取すると、毎回直後にお腹が緩くなってしまいました。
他のプロテインでこのようなことはなかったので、「カカベル ヘンププロテイン」の食物繊維が私には強すぎたのでしょうか。
嫌な予感がしたので3日目はグラノーラのアーモンドミルクに15gだけ混ぜて使用したところ、お腹は多少ゴロゴロいうものの、30gを一気に摂取した時よりは随分マシになりました。
単純に私の体質と合わなかっただけかもしれませんが、摂取量は使用者の体質や体調を考慮して少しずつ調整した方がいいと思います。
食物繊維配合をウリにしているMYPROTEINの「アップルファイバー」でも1日の使用目安分で摂取できる食物繊維は2gですので、ヘンププロテインの1日分30gあたり5.4gの食物繊維は相当多いと言えます。
そういった状態ですので、現状では体型や体調に対して嬉しい効果は感じられていません。
正直なところ、「カカベル ヘンププロテイン」と他社のヘンププロテインは、製品情報だけで比べてもほとんど違いがわからないので、今後どの製品を使用するか検討する際には製造過程の信頼性やコスト以外に判断する基準が見当たりません。
プロテインというジャンルで見た場合、例えばタマチャンショップのホエイとソイW配合のプロテイン「タンパクオトメ」1日2食計30gの栄養成分は、エネルギー:112kcal / たんぱく質:22.14g / 脂質:1.08g / 炭水化物:3.38g / 糖質:2.9g(糖類:0.54g)/ 食物繊維:0.48g となり、
「カカベル ヘンププロテイン」ですと、エネルギー:120kcal / たんぱく質:15g / 脂質:3.3g / 糖質:1.2g / 食物繊維:5.4g となります。
確かに「カカベル ヘンププロテイン」には必須アミノ酸や食物繊維など独自の成分が含まれており美容食として魅力的ではありますが、「タンパクオトメ」はタンパク質量が比較的多くトレーニング後の摂取にはより向いていると言えます。
どちらも一長一短ですので使用者の用途によって使い分ける必要があり、私の場合トレーニングによる筋肉増強も目標にしているので、敢えてヘンププロテインを継続使用するかというと悩ましいです。
料理に加えるといった使い方ができるのは魅力的ですがそこまで高頻度で使用するとも思えず、ヘンププロテイン自体が美味しいというわけでもないので、「カカベル ヘンププロテイン」を続ける可能性は低いですね。
また、コストが嵩むとはいえやはり国産が安心できるので、もしも今後ヘンププロテインを使用するならHemp Foods Japanのヘンププロテインを試して味の違いがあるかなど試してみたいとは思います。
カカベル ヘンププロテインは使う価値がある?
現在数日の使用で、1袋だけお試しで購入したので費用は税込2,880円です。
現時点で見た目に大きな変化はありませんが、「カカベル ヘンププロテイン」には美容食としても魅力的な栄養がたくさん含まれている上に、食物繊維によるデトックス効果も期待できるので、摂取量さえ自分の体質に合わせて調整できれば、体の内から整えられて美肌効果も得られるのではないでしょうか。
私の場合はお腹の調子が悪くなってしまったので、今後も使用するのであれば摂取量を少なくしたり使用頻度を下げるなどの対策が必要となり、少々残念な結果となりました。
味に関して飲みにくさは感じますが、混ぜ物が一切なされていないピュアな植物性プロテインという点がヘンププロテインの特徴ですので、想定の範囲内で致し方がないと思います。
個人的に収穫だったのは、水分でプロテインを割って飲む以外に、プロテインを料理に使用するなどの活用法を試すきっかけとなったことでしょうか。
甘さや風味付けがなされていないので、クッキーなどのお菓子以外にも、お好み焼きなどのご飯系にも使えそうですね。
「カカベル ヘンププロテイン」は、とにかく体に良いものしか入っていないピュアな植物性プロテインが飲みたい!という栄養マニアな方や、必須アミノ酸(BCAA)を求めるトレーニーにもおすすめです。
スーパーフード・麻の実には、ダイエット中に不足しがちな必須アミノ酸やオメガ3、オメガ6、ミネラルも補えるので、キレイに痩せたい人の栄養補助にもぴったりですね。
味が極めてプレーンなので、プロテインとしての使い方にこだわらず、摂取方法に自由度が高い点も魅力だと思います。
反面、好みの問題ではありますが、プロテインや栄養補助食品そのものに美味しさをお求めの方には向きませんので、その場合は他の選択肢を検討された方が良いかと思います。
また、食物繊維でお腹を壊してしまいやすい方も摂取量や頻度に注意が必要です。